講師の想い
まずはこちらを読んでほしいのです。
計算スキルが身についている子が文章問題になったらどうして解けないのだろう・・
0909で小学生を教えたり、わが子周りの小学生のお母さんと話をするようになってから、そんな疑問を持つようになりました。
中学校で教えていた時も文章問題が出来ない子は珍しくありませんでしたが、中学校の授業は高校受験ありきで動きますから、どうしてもパターン学習として教えてしまっていました。
でも小学生に教える立場になったとき、文章問題歴は浅いのに、どうしてこうも苦手になるのか、どうして文章問題になったとたん解けないのか、そこが気になって仕方がない。
娘の学習を見ながら小学校ではこう教えるのか、中学校を見据えたらこうアレンジしたらいいかなと思いながら約1年間来てくれる子たちに指導をしてきたのですが、心の奥のモヤモヤ感は取れませんでした。
小学生向けの問題はすべてではないですが、どれも似通っていてなかなか使いたい教材に出会わず、自分でプリントを作ることもしばしば。(本来は全部自作を使いたいのですが、今は子どもが小さいため、やむを得ずネットからお借りしています。)
そういえば、中学校教師をしていた時も問題が面白くないなーと、自分で生徒がやりたいと思えるプリントを自作していたのを思い出します。
そうこうしている間にある日いつものように面白い問題はないかとネットをさまよっていたところ、ついに出会ってしまいました!!
これまでなぜ見つけられなかったか不思議なほど、きっとこの時がタイミングだったのでしょうね。
これが私の「お絵かき算数ドリル」との出会いでした。
私のこれまで抱いていた疑問がすべてすっきり解決しただけでなく、いままでこうだと思っていた概念もいい方向に覆されてしまいました。
さてさてここからが本題です
私が出会ったサイトはこちら(↓クリックでサイトに移動します。)
こちらで使っている問題集を0909でも使わせていただくことにしました。
特徴としては、学校の単元で学ぶ同じような問題ではなく、難解な文章問題を絵図にして解くことで地頭を鍛えるというもの。地頭を鍛えると、どんな問題が出ても対応できる柔軟な頭、創意工夫できる頭に育ちます。
難解といっても問題は様々なので、それぞれの子にあった問題から始められます。
(どのような問題なのかは別ページであげますね!)
もう少しだけお付き合いくださいね!
私自身もこれまで学習してきたように、反復練習は大切で、「読み書き計算」のその先に応用力が付いてくるものだと思っていました。
ところが、計算や漢字などの反復練習は「考えない頭を作るトレーニング」になります。
もちろん、読み書き計算は大切です。でもそれよりも考える力をつけることがそれ以上に大切でそれは小学校中学年ぐらいまでにつけさせなければいけない力です。
昨今子どもたちの環境は私たちが子どものころから比べても大きく変化しました。
遊び場の変化・メディアやITの発達・教育の変化・社会環境や家庭環境の変化・・
あげればキリがありません。
そんな中で子どもたちが自然の中で思いっきり遊ぶ機会や自然の物に触れる機会が激減しています。火を見たことがない子どもも今では珍しくありません。
昔は遊びの中で考えたり想像したり挑戦したり失敗する機会がたくさんありました。
今は出来ているもの、映像で見るものが多くなってしまい、じっくり考えたり想像
したりする機会が減っているのです。実体験ではなく、仮想現実の体験がたくさんあふれています。そして毎日の宿題は漢字練習や計算ドリルなど、考えなくてもできてしまうのです。
実は文章問題に必要なのはパターン練習ではなく、読解力でもなく、「実体験」なのです。
この実体験が初見の文章問題を解く力や国語の読解力につながっていきます。
文章問題や国語の問題は場面が描けて初めて意味が分かります。そしてその描いた場面を自分で動かしたり付け加えたりして答えを導きます。これが「考える力」です。
だから遊ぶことやいろんなリアルな経験をすることは小さいうちはとっても大事!!
その経験は各家庭に委ねられることになります。
そこは各家庭にお願いするとして、わかるって何なのか、考えるって何なのかをお絵かき算数ドリルを使って体感してもらえる場を0909が提供できればいいなと思っています。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
まだまだ話足りないのですが、保護者の方向けの講座で詳しくお話できたらと思います。
ご興味を持っていただけたら暑苦しい(笑)話を聞きに来てください。
地頭を鍛える学習教室の金森先生の話をわが子たちを想像しながら聞き、時には頭が痛くなりながらもベストなタイミングで出会えたことに感謝します。
たくさん遊ばせ、たくさん経験させ、自分の人生をめいいっぱい楽しんで欲しいから、だからこそ本物の「学力」、自分で考える力を育成していきたいと思っています。
ご興味をもっていただいた方は詳細ページをご覧ください。